10トントラックは大型トラックの中でも最も一般的なサイズで、物流業界の主力として日本の物流を支えている商用車です。
「4トントラックでは積載量が限界、もっと大量に効率よく運びたい!」
――そんな事業者のニーズに応える「物流の要」として、運送業・製造業・建設業を中心に圧倒的なシェアを誇っています。
10トントラックは長距離輸送や大量輸送に特化しており、一度に大量の荷物を運べるため輸送コストの削減と業務効率の大幅な向上を実現できます。また高速道路での走行安定性も高く、全国規模での配送網を持つ企業にとって欠かせない存在です。
本記事では、10トントラックの買取相場を詳しく解説するとともに、高額査定を引き出すための具体的なコツをご紹介します。
10tトラックとは?基本スペックと特徴

10トントラックとは、最大積載量が約10トンの大型トラックを指します。車両総重量は25トン以下、4トントラックの2〜3倍の積載能力を持ち、長距離輸送や大量輸送に最適化された設計となっています。
代表的な10トントラックには、いすゞギガ、日野プロフィア、三菱ふそうスーパーグレート、UDトラックスクオンといった業界を代表するモデルが挙げられます。
これらの車種は日本国内の大型トラック市場において長年にわたって支持されており、新車・中古車ともに安定した需要があります。
10トントラックが物流業界で重宝される理由は、その圧倒的な「積載能力と経済性」にあります。
一度に大量の荷物を運べるため輸送回数を減らすことができ、ドライバーの人件費・燃料費・高速道路料金などのトータルコストを大幅に削減できます。
近年では環境規制の強化に伴い、最新の排ガス規制に適合したクリーンディーゼルエンジンを搭載した10トントラックが主流となっており、燃費性能も従来モデルと比べて10〜15%程度改善しています。
【2026年最新】10tトラックの買取相場一覧
10トントラックの買取相場は、車両の年式、走行距離、車両状態、ボディタイプなど、さまざまな要因によって大きく変動します。ここでは2026年現在の最新相場を条件別に詳しく見ていきましょう。
年式別の買取相場
年式は買取価格を決定する最も重要な要素のひとつです。
- 5年以内(2021年式以降):500〜1,200万円程度
令和4年排ガス規制適合車や低走行距離車、先進安全装備搭載車は更なる高価買取がされることもあります。
- 5〜10年落ち(2016〜2020年式):250〜600万円程度
中古市場で最も流通量が多く安定した需要があります。特にポスト新長期規制適合車は国内外で人気です。
- 10〜15年落ち(2011〜2015年式):100〜350万円程度
海外輸出需要が非常に高く、特に東南アジア・中東・アフリカ向けに予想以上の価格がつくケースが多々あります。
車両状態別の買取相場
車両の外観や機関の状態も査定額を左右します。
- 美品・優良車
相場プラス15〜30%の上乗せが期待できます。外装に目立つキズや凹みがなく、エンジン・ミッション・デフなど主要機関に問題のない車両は再販コストが抑えられるため、その分買取金額に還元できます。
- 標準的な状態
相場の中心価格帯で取引されます。多少の使用感はあるものの大きな修復歴がなく機関が正常な車両です。
- 故障部分あり・修復歴あり
相場マイナス10〜50%程度のマイナス査定となる場合が多いです。ただし部品取りや輸出需要があるため買取自体は可能です。
BeeTruckでの買取実績
①UDトラックスクオン(2RG-GK5DAB)・令和5年式
買取金額:880万円

②いすゞギガ(2PG-CXZ77CT)・令和3年式
買取金額:980万円

10tトラックと4tトラックの違い
10トントラックが4トントラックとどれくらい違うのか比較してみました。
| 項目 | 4トントラック | 10トントラック |
|---|---|---|
| 最大積載量 | 約4トン | 約10トン |
| 車両総重量 | 8〜10トン | 11〜25トン |
| 車体サイズ | 全長6〜9m | 全長9〜12m |
| 必要免許 | 中型免許 | 大型免許 |
| 主な用途 | 中距離配送・地域配送 | 長距離輸送・大量輸送 |
| 新車価格帯 | 600〜1,500万円 | 1,500〜2,500万円 |
| 燃費(目安) | 6〜9km/L | 4〜7km/L |
どんな事業者に10トントラックがおすすめ?
- 長距離輸送を行う運送業者
都市間の長距離輸送を効率的に行え、輸送コストを大幅に削減できます。
- 大量輸送のニーズがある製造業・卸売業
工場から配送センターへの大量輸送や倉庫間の在庫移動に最適です。
- 定期配送ルートを持つ物流業者
決まったルートで定期的に大量の荷物を運ぶ場合に最も経済的です。
- 建設業・土木業(大規模現場)
大規模な建設現場での資材や重機の運搬に活躍します。
人気メーカーと車種
10トントラック市場では、いすゞ、日野、三菱ふそう、UDトラックスの4大メーカーが市場をリードしています。

いすゞ ギガ
いすゞギガの最大の特徴は「高い耐久性と優れた燃費性能」にあります。いすゞの誇る最新ディーゼルエンジンはパワフルでありながら燃費効率に優れており、長距離輸送における経済性を高めています。
買取相場
5年落ち:600〜1,200万円
10年落ち:400〜800万円
日野 プロフィア
日野プロフィアの最大の強みは「充実した安全装備と信頼性の高さ」です。衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報など最先端の安全技術が搭載されています。
買取相場
5年落ち:600〜1,200万円
10年落ち:500〜900万円
三菱ふそう スーパーグレート
三菱ふそうスーパーグレートの最大の特徴は「先進技術と運転のしやすさ」です。AT/MTやレーンキープアシストなど、ドライバーの負担を軽減する最新技術が充実しています。
買取相場
5年落ち:600〜1,300万円
10年落ち:500〜900万円
UDトラックス クオン
UDトラックスクオンの最大の特徴は「優れた燃費性能と耐久性」で、同クラスのトラックの中でもトップレベルの燃費を実現しています。
買取相場
5年落ち:600〜1,100万円
10年落ち:400〜800万円
10tトラックの種類別の特徴
10トントラックには用途に応じてさまざまなボディタイプが存在します。
平ボディタイプ
10トン平ボディは荷台がフラットな最もベーシックな大型トラックタイプです。
建設資材、鉄骨、木材、機械など、さまざまな形状の荷物に対応でき、クレーンやユニックを架装することでさらに用途を広げられます。
ダンプタイプ
10トンダンプは荷台を油圧装置で傾けることで、大量の土砂や資材を一気に降ろせる特殊なトラックです。建設現場や土木工事で欠かせない存在で、手作業では不可能な大量の積載物を効率的に運搬・排出できます。
ウイングタイプ
10トンウイング車は荷台の側面が跳ね上がる構造を持つトラックで大型物流の要として圧倒的な人気を誇ります。フォークリフトでの積み降ろしが非常に効率的で、雨風から荷物を完全に保護できます。長距離輸送や定期配送に最適です。
ウイングは10トントラックの中で最も高値で取引されるタイプです。特にパワーゲート付きやエアサス仕様の10トンウイング車は、さらに50〜100万円程度査定額が上乗せされることもあります。
10tトラックを高く売るための5つのコツ

10トントラックは高額な商用車であるため売却時には少しでも高く売りたいものです。ここでは査定額を最大化するための具体的なコツを5つご紹介します。
複数業者に査定を依頼する
大型トラックの買取価格は業者によって最大100万円以上の差が出ることも珍しくありません。必ず2社以上から見積もりを取りましょう。
- 全国展開の大手買取業者
- 海外輸出専門業者
- 大型トラック専門業者
売却タイミングを見極める
3〜4月は需要が高まる時期で、新年度を迎える企業が車両を入れ替えるため中古トラックの需要が急増します。それに伴って1〜2月に買取強化をする業者も少なくないのでこちらも狙い目です。また9〜10月の決算期も買取価格が上がりやすい傾向にあります。
メンテナンス記録を整理する
大型トラックは高額な車両のため、メンテナンス履歴の有無が査定額に大きく影響します。
- 定期点検記録簿
- 車検証
- 整備手帳
- エンジンオーバーホール記録
簡易的な清掃を行う
査定前の清掃で印象が大きく変わります。洗車、シャーシの高圧洗浄、キャビン内の掃除機がけ、ダッシュボード・ハンドルの拭き掃除などを行いましょう。
付属品・オプション装備をアピールする
大型トラックの付属装備は査定額に大きく影響します。以下のオプションがある場合しっかりと査定時に伝えるようにしましょう。
- パワーゲート(50〜100万円相当)
- エアサスペンション
- リターダー(補助ブレーキ)
- バックカメラ・ドライブレコーダー
- 冷凍・冷蔵設備
- クレーン・ユニック
よくある質問(FAQ)
Q. 事故車や修復歴がある10tトラックでも買取可能ですか?
もちろん買取可能です。修復歴がある車両は査定額が下がりますが、部品取りや海外輸出の需要があるため多くの業者が対応しています。
Q. 動かない10tトラックでも売れますか?
動かない車両でも買取は可能です。BeeTruckでは大型レッカーサービスを無料で提供しています。
Q. ローンが残っている10tトラックは売却できますか?
ローンが残っていても売却は可能です。買取代金でローンを完済する方法や、買取業者が手続きを代行してくれるケースもあります。
Q. 10tトラックの査定にかかる時間はどのくらいですか?
現車査定は通常1〜2時間程度です。大型トラックは査定項目が多いため入念に確認が行われます。
Q. 自動車税の還付は受けられますか?
10トントラックを年度途中で売却した場合、自動車税の還付を受けられる可能性があります。契約前に確認しましょう。
まとめ

10トントラックは大型トラックの中でも最も汎用性が高く、物流業界の主力として圧倒的な需要があります。2026年現在、Eコマースの拡大や物流の効率化需要により、10トントラックの中古市場はさらに活況を呈しています。
買取相場は年式、走行距離、車両状態、ボディタイプによって大きく変動しますが、適切なタイミングと方法で売却すれば高額価格を実現できます。特に海外輸出ルートを持つ業者なら、過走行車や古い車両でも予想以上の高値がつくことがあります。
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